「教養としてのワイン」を読んで感じた2つの読む目的

ジュンク堂で人気ランキングにもなっていた教養としてのワインという本を読み終わりました。休みの日の1日でフランスとイタリアの第2章までを読み終わり、残り1日ぐらいで後半の新世界についての章を読みました。
 
この本には二つの読む目的があると思います。 
  • 地域の歴史と特徴を学ぶこと
  • 個々のワインの銘柄を学ぶこと 
 

 

世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン

世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン

 

 

 

地域の歴史と特徴を学ぶこと

 
本の中では二つのことが一緒になって地域ごとに出てきますが、情報量が多いためなかなか覚えきれるものではないでしょう。そのため、一周目は地域の歴史と特徴に限って読む方が良いと思います。
 
例えば、ブルゴーニュの地方は昔海底に沈んでいた部分だったので土地の栄養文が場所によって全然異なり、そのため畑ごとに価値が大きく違うというような地域の歴史です。他にはフランスは貴族のためのワインを作っていった、イタリアは庶民のためのワインだったなども面白かったです。
 
あと、読みながらGoogleマップボルドーという土地はどこなのか、ストリートビューで見るとどんな場所なのか探すのも面白かったです。世界遺産サンテミリオン地域の中世RPG感とかめちゃくちゃかっこいいけど、これは本を読むだけでは想像できないのでGoogleマップで見るのをおすすめします。
 
 

個々のワインの銘柄について

この本の著者はワインオークションに携わっていたという経歴から、一本一本のワインは比較的高級なものを紹介していたと思います。
 
日常的に範囲を飲むわけでもなく最近ワインをいろんな銘柄のワインを飲める機会がない私にとって、なかなか一本一本の銘柄を覚えたところで、使える機会が少なそうに思いました。そのため銘柄を覚えるのは2周目にすることにしました。
 
もしくはワインが飲みたくなった時にこの本から一本選んで買ってみて、飲んだ後にその周辺知識を身に着けるという参考書的な読み方をしてもいいかもしれません。
 

 

世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン

世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン

 

 

 
全体的に読みやすくさっと読めるので、ビジネス書としては良い本だと思います。
この本をきっかけにまたワインにハマりそうな気がしています。