ジュンク堂ビジネス書ランキング5位だった「頭に来てもアホとは決して戦うな」を読了した。
ランキングに乗っていてちょうど買う機会があるだけで買ってしまって、正直タイトルの中身には全然共感できないから読むのが面倒くさいなーというのが最初の印象だった
ちょっと読み始めたところ、本書はタイトルの内容に関して100%書いてあるわけではないことがわかった
いろんな厄介事があるけれども資源は限られているのだから、適切なところに資源を集中させて時間をうまく使おうというのは著者が述べているように、本紙で最も重要な点である
ただ、その他にも著者の政治家としての経験をもとにした、ビジネスマン向けの人付き合いについての教訓が中心だ
読み口は軽く、様々な経験が語られることになるので、タイトルでおえっとしていたが意外とすんなり読めてしまった
この本を読んでの自分なりのまとめ
自分を見失わない人は強い
人はひょんな成功から調子に乗ってしまうものである
そんな時でも自分を知っていてずっと芯を保ち続ける人は強い
孫子の兵法「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」を思い出した
嫌な人にどう対処したらいいか
なんだか嫌な目を受けている相手に対して、どう付き合ったらいいかの究極の対応方法が紹介されていたがそれがおもしろかった
嫌なことをする相手自身に、嫌なことをする人(を模した架空の人)がいるんだけれども、その人にたいして、どう対応したらいいかを直接聞きに行くという方法だそうだ
危機感を1.5倍表面に出すと人は助けてくれる
困っていることがあるという危機感を表に出すと人は助けようと思う修正があるという
例えば選挙で優勢に立っていたとしてもあなたの一票がないと私は落選してしまいますと、有権者の方にアピールをする
頼まれた人はそれなら助けてやろうと思うものである
逆に大丈夫なんとかなると言っていると、人の力を得ることができないのだという
ビジネス書としては読みやすい
ムカつくやつがいるんだよなーという人が手にとって読むといいんだろうなという一冊だった